投資家の多くはトレーディングよりもショッピングの時の方がより真剣な姿勢になるようです。普通の買い物客は、10万円相当の物を購入する際に、真剣に商品について調べるもので、検討せずに商品を購入するということはないでしょう。しかし平均的なトレーダーは10万円相当の投資をする「感覚」や「直感」に近いものに基づいて行いがちです。取引を開始する前に、ご自身の投資計画を再確認してください。投資計画には、ご自身の損失や利益の見通しに基づいて、取引の損失の下限(ストップ)または利益の上限(リミット)のレベルを設定していなければなりません。
この一見簡単な原則が最も実行が難しく、かつトレーダーが失敗する原因のひとつとなります。多くのトレーダーは、自らの投資計画を逸脱し、含み益のあるポジションを持っていると不安になり、目標レベルに達する前に利食いをしてしまったりします。こうしたトレーダーたちは、含み損のあるポジションに対して、市場が好転するとの期待のもとに、何百ポイントものアゲインストの状況にありながらも、そのポジションを持続しがちです。下限設定の“ストップ”とは、そこで止まるためのものであり、ご自身で設定した損失以上の損をこうむるのを防ぐためにあるのです!誤解されているのは、すべてのトレーダーは利益を得るはずであるという考えです。利益は継続し、損失は最小限にとどめることで、トレードの50%を利益のあるものとし、順調な投資が可能となります。
計画性をもってトレードをするというのが第一の原則となるのは、トレードが実行される前に客観的な目標が立てられるからです。ポジションを持ってしまってからでは、元々の客観的な市場分析に対してアゲインストとなる要因の発生を確認するよりも、自らのポジションに有利となるよう市場が動くことへの期待が先行してしまうためです。これは特に含み損がある場合に起こりがちです。含み損のあるポジションを持つトレーダーは、自らのポジションと恋に落ちたような状況となり、損が膨らむ要因となる兆候を見逃しがちです。
過度の投資は避けましょう。トレーダーの陥りやすい最も一般的な過ちは、必要以上のレバレッジを効かせ、大口のトレードをしてしまうことです。レバレッジは両刃の剣。1ロット(10万通貨単位)の取引に必要な保証金が1,000ドルだからといって、5,000ドルの資金しかないトレーダーが5ロットの投資ができるとは限らないのです。1ロットとは10万ドル相当であり、あくまで10万ドルの投資であると考えるべきで、保証金額の1,000ドルの投資ではないということを認識しなければなりません。ほとんどの投資家はチャートを正しく分析し、慎重にトレードを行いますが、中にはレバレッジを大きく効かせ、結果として不利なポジションの手仕舞いを強制される投資家もいます。いかなる時も、資産の10%以上を使わないということです。